1. プティフォリーの24
募集価格7000万円 牡 宮田厩舎 ノーザンF生産 3/16生まれ
体高157.0cm 胸囲177.0cm 管囲20.5cm 馬体重450kg(7月上旬時点)
父キタサンブラック 母父Australia
キタサンブラック産駒は「BustedとTulyarとWordenによる、BlandfordとWild RiskとSolarioとPretty Pollyの組み合わせの増幅」が配合的に重要なポイント。本馬は直接的な血はないものの、Diesis、Welsh Pageant、Doniazadeなど増幅する血を多く持つ点に好感が持てる。また、Halo≒Sir Ivorの血も持っており、ニックス配合と似たような配合パターンにあたる。
母父Australiaは今後注目の血統で、血統評論家 望田氏は「Australiaは肌に回っても優秀な気がする」とコメントしている。半姉タイセイプランセスも走っているし、近親Persian Kingとなれば大物感十分。
懸念点は母方が重厚なスタミナ血統が強く、マイラー的なスピードの血に欠けることくらい。Danzigのクロスでその辺がカバーできれば。
5. ヴォーセルの24
募集価格8000万円 牡 木村厩舎 ノーザンF生産 2/7生まれ
体高160.5cm 胸囲179.0cm 管囲20.8cm 馬体重450kg(7月上旬時点)
父キズナ 母父Le Havre
Sadler’s Wells+Danehillの血を持つキズナ産駒牡馬は近年よく走っており、エリキング、リラエンブレム、ウエストナウなどが活躍。フランスの伸びを強化したキズナ産駒は現代のトレンド配合。
本馬が木村厩舎=ルメール騎手騎乗という点も非常に好感。ルメール騎手はフレンチ斬れを最大限に引き出せる名手であり、母方にLe Havreの血を持つ馬では芝[3-1-3-3]、母方にHighest Honorの血を持つ馬では芝[15-8-9-13] と群を抜いて走る。欧州型ナスルーラが走りやすい今の東京芝を外から差し切る場面がイメージできる。
6. エスケイプクローズの24
募集価格5000万円 牝 宮田厩舎 ノーザンF生産 2/23生まれ
体高160.0cm 胸囲176.0cm 管囲19.8cm 馬体重438kg(7月上旬時点)
父キズナ 母父Going Commando
本馬はキズナ×Unbridled's Songの配合から、ディープインパクト×Storm Cat×Unbridled's Songの黄金配合の形になる好配合馬。Unbridled's Songの血を持つキズナ産駒は、ナチュラルライズ、ショウナンラプンタ、フルール、ローウェルなどが活躍している。また、母父Going CommandoはRockport Harborの全兄であり、ディープインパクト×Rockport Harborではリアアメリアが活躍している。
懸念点として、上記の黄金配合含めて、ディープインパクト×Unbridled's Songは牡馬>牝馬の傾向が強い点がどうか。OP重賞勝ちした牝馬はリアアメリア、ブランボヌール2頭のみ。ダノンプラチナ、ダコール、ビアンフェ、レッドベルオーブなど活躍馬の全姉妹を見ると、牡馬>牝馬の傾向そのまま。血統派としては悲観すぎる見解かもしれない。
怪我さえなければ堅実に走ってくるだろう。
37. ブランノワールの24
募集価格4500万円 牡 鹿戸厩舎 ノーザンF生産 4/22生まれ
体高152.0cm 胸囲172.0cm 管囲19.5cm 馬体重415kg(7月上旬時点)
父エフフォーリア 母父ロードカナロア
種牡馬エフフォーリアはどの血を意識して配合させるか非常に難しい血統構成ではあるが、中長距離の主流条件で結果を残したことから母方はスピードを補完した方が良さそう。ロードカナロアはSadler’s Wellsと相性が良く、スピード補完もしてくれる。また、種牡馬エピファネイアはキングカメハメハ・種牡馬ハーツクライはロードカナロアと相性が良かっただけに、父エフフォーリア×母父ロードカナロアは相性が良い可能性が高そう。
鹿戸厩舎はエフフォーリア含めて父ロベルト系種牡馬で結果を残す厩舎であり、血統×厩舎も好感。シルクの新種牡馬走る説でも要注目。
関西馬につづく
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