クラシック最有力候補と目されていたダノンプレミアムが回避したことで大混戦となった今年の皐月賞。それに加えて、昨夜からの降雨の影響でどの程度馬場が乾くかも読みづらい状況。皐月賞は馬場改修以降、マイラーのスピードや瞬発力が使える馬に向きやすくなっており、馬場が分からない現状では例年の傾向通りと決め打って勝負したい。
馬場改修後の3年で馬券圏内に入った馬は、父ディープインパクト、父ブラックタイド、母父SSしかいない。一級品の瞬発力勝負、マイラー的なスピードが必須と考えると納得がいく。今年も素直にそれでいきたい。
本命はワグネリアン。
父ディープインパクト産駒でどんな条件でも常に速い上がりを出せるのは今の皐月賞にピッタリ。前走は休み明けの影響か入れ込みがキツく、いかにも前哨戦といった内容。エンジンの掛かりが遅いことやクラシックを勝てない福永Jは不安で、頭というよりは確実に差してくるという意味で②~③着付けで狙う価値は高そう。
対抗はジャンダルム。
母父サンデーサイレンスで一瞬の脚と立ち回りの上手さが魅力。ホープフルSは距離延長で掛かる競馬で早めに動いた分の②着。池江先生もデキに関して武豊Jに謝るほどで完調でなかったように思える。今回は過去2戦に比べてデキは良さそうで、ペースが速くなり、マイル適性が必要になるのは大きい。
単穴はキタノコマンドール。
すみれSの時計は高速馬場であっても価値は大きい。まして先行勢が残る中で1頭だけ33秒台の脚で差し切った脚は評価すべき。過剰人気な印象で距離短縮は皐月賞に合わない分で評価を下げた。
父ディープインパクト、父ブラックタイド、母父SSの次に好成績なのが、父キングカメハメハの血で、ステルヴィオ、サンリヴァルを評価したい。
ステルヴィオは木村厩舎の在厩調整はGⅠでは不安で少し評価を下げただけで、ノーザンFの大将格で王道ローテで来ている点は大きく評価したい。また、ルメールJもダービーでは当馬に乗りたいというほど評価している。
穴でサンリヴァルを狙いたい。
ホープフルSは先行馬総崩れの超Hペースで④着は評価でき、前走の弥生賞は藤岡厩舎らしく明らかに叩き台の印象。瞬発力勝負では分が悪いだけに、ペースが上がる今回の方が良さそう。皐月賞メイチで馬券圏内も十分可能性ある。
タイムフライヤーとグレイルはハーツクライ産駒で皐月賞では買わない。トニービンの血には不向きなことに加え、完成度という点で劣る傾向にある。
◎ワグネリアン
○ジャンダルム
▲キタノコマンドール
注ステルヴィオ
穴サンリヴァル
【買い目】
馬連 ◎―○▲注穴
馬単 ○▲注⇒◎
3連単 ○▲注⇒◎⇔○▲注穴
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