【レース展望】有馬記念

有馬記念を予想する上で大事なのは3年前の路盤改修。血統傾向が明らかに変わっており、過去3年のデータを重要視したい。また、今年の中山芝は中長距離戦では内枠先行馬が有利な印象なのでそこを反映させながら馬券を組み立てる。


有馬記念は下記3点がポイント。

①キングマンボ系、ロベルト系の血を持つ馬には注意

②中山実績・非根幹距離実績

③内枠先行馬


本命はヤマカツエース。

キングカメハメハ×グラスワンダーの配合でピッチ走法で走ることから小回り急坂向き。近走は苦手の東京コースで度外視できる。昨年の有馬記念は距離不安からか消極的な乗り方で、3~4角で包まれ前が壁になる苦しい競馬での④着。

元々JCを使わない予定を考えていたほどで、むしろ使ったことで明らかに調教の動きが良化。天皇賞秋→JC→有馬は通常オツリがなくなるが、この馬は違うと見た。血統・適性ともに抜群で一発に期待したい。


対抗はキタサンブラック。

この馬の特徴は①叩き3戦目でパフォーマンスを落とす、②小回りコース苦手。

今回は最も苦手とするグランプリレースで本命にはしにくい。またこの特徴を思うと、前走のJCは叩き2走目・直線長いコースと大得意の条件で③着は正直不満が残る。天皇賞秋の疲れから調教を緩めたことや衰えなど敗因は色々考えられるが、いづれにしても不安材料になる。

ここがメイチなだけにあっさり勝つシーンも考えられるが、予想としては本命にはできない。


単穴はシャケトラ。

マンハッタンカフェ×母父Singspielで、Sadler's WellsのスタミナとHaloクロスの機動力が強く出た印象。瞬発力勝負は苦手で好走した時の自身の上がり3Fは35秒台で、時計を要した方がパフォーマンスを上げる。そのため小回り急坂は条件好転、宝塚記念は先行馬総崩れの流を早め先頭で④着は着順以上に評価しなければならない。

路盤改修後はよりスピードが求められるほか、Sペースになりそうなメンバー構成で上がりが速くなりそうなのが気になるところ。


◎ヤマカツエース

○キタサンブラック

▲シャケトラ

注スワーヴリチャード

△シュヴァルグラン

△サトノクラウン

×サトノクロニクル

×サクラアンプルール


【買い目】

馬連 ◎ー○▲注△、○ー▲

ワイド ◎○▲

3連複 ◎ー○▲注ー○▲注△×、○ー◎▲ー◎▲注△×

3連単マルチ ◎ー○ー▲注△