【レース展望】マイルチャンピオンシップ

マイルCSは総合力を問われる舞台設定で適性云々関係なく能力の高い馬がしっかり好走する傾向にある。近年ではその傾向が顕著で、本当に能力の高いマイラー(ノーザンF関連馬)は中距離GⅠや香港に向かっており、距離が多少ズレている馬でも能力だけで勝ってしまう。


それを示すように、過去10年で下記の3点を満たす馬が圧倒しており、連対には必須の条件。(これは過去20年を見ても傾向はほとんど変わらない)

 ①前走GⅡGⅢで5番人気以内

 ②前走GⅠで一桁着順

 ③4歳以上馬


今年の該当馬は、以下7頭でこの馬を中心に狙ってみたい。

⑥ダノンメジャー

⑦レッドファルクス

⑧マルターズアポジー

⑪エアスピネル

⑫イスラボニータ

⑬グランシルク

⑯ウインガニオン


本命はレッドファルクス。

前走スプリンターズSは内枠先行が圧倒的有利な中で1頭外から差しての勝利と圧巻の内容。スプリンターズSは中山の馬場改修後、1400~1600適性の高い馬が好走しやすく、ストレイトガール、ミッキーアイルはマイルGⅠで勝利している。当馬も安田記念③着の実績があり、あの時は外に持ち出す大きなロスがあってのものでマイルでも通用するのは証明済。

過去30年のデータを見ても、前走GⅠ勝利馬は[5-0-0-1]、前走GⅠ①番人気馬は[4-0-1-0]と能力が高いだけで十分通用する。ちなみに、前走GⅠ勝利馬の着外1回はトロットスターで2走前に安田記念で大敗、前走GⅠ①番人気3着はラインクラフトで3歳馬だった。

乗り替わりや距離不安で多少人気が下がっているのであればむしろ狙いたくなる。


穴でマルターズアポジーを挙げたい。

昨年から直線平坦コースが①①①⑪①着で負けたレースは超Hペースで絡まれた七夕賞だけ。前走は直線追い風での追込競馬、トップハンデ58kg、ウイン・マイネルからのプレッシャーとかなり厳しい競馬の中で④着は強い。今回はすべてが条件好転で今開催の父ノーザンダンサー系種牡馬が好調な馬場も良さそう。


◎レッドファルクス

○イスラボニータ

▲エアスピネル

注マルターズアポジー

△グランシルク

△サトノアラジン

△ペルシアンナイト


【買い目】

単勝◎

馬連◎ー○▲注△

3連単◎⇒○▲⇔○▲注△

注からも押さえ。