バランセラの18 シルクホースクラブ 第2回追加募集

バランセラの18 募集価格5000万円

萩原厩舎 ノーザンF生産

父キングカメハメハ 母父Acatenango

母バランセラはガーデンシティBCH(米GⅠ・T9F)2着、クイーンエリザベスⅡ世チャレンジカップS(米GⅠ・T9F)2着、E.P.テイラーS(加GⅠ、T10F)2着の実績。北米で活躍したフランス生産馬にはなるが、ドイツ血統を多く含む血統構成になる。


キングカメハメハとドイツ血統は相性が良く、純ドイツ血統であるLiterat(Alchimist≒Arjaman≒Aditi3×4・5)を持つキングカメハメハ牡駒にはクルーガー、ケルフロイデ、ライオネルカズマが活躍している。サンプル数を補うために、Alchimist、Arjaman、Aditiのいずれかの血を持つキングカメハメハ牡駒に広げても成績は下がらない。
牡馬だけに限定しているのは、ドイツ血統は牡馬の方が圧倒的に成績を残しているためであり、本馬の全姉チェルヴァがまったく走っていないのは気にしなくて良いと考える。

◆Literatの血を持つキングカメハメハ牡駒

◆Alchimist、Arjaman、Aditiの血を持つキングカメハメハ牡駒


マイナス材料としては、重賞で勝ち負けするには「3/4 Northern Dancer、1/4独異系」の形や緊張→緩和のリズムがしっかりしており、それらの馬に比べると本馬は配合的にやや物足りない。母バランセラがクロスの薄い血統で、こういった母馬とはキングカメハメハと相性が良く、晩成型で長期に活躍する点を期待したい。


【総評】

キングカメハメハと相性の良い血・配合が盛り込まれており、大物になっても不思議ではない血統構成。ケガさえなければ長期で堅実に走って稼いでくれそうなタイプで、間隔を開けて慎重に出走させる萩原厩舎はプラスに思える。(半兄姉ともにケガしているのですが…)

募集価格5000万円は妥当でも、セレクトセールの価格を考えると安い買い物なのかもしれない。経緯は不明も個人馬主ではなくクラブ募集となったのは裏がありそうで、どのような理由にしてもノーザンFの意向から走る可能性の方が高い。堅実に走れて大物になる可能性があれば、ケガのリスク承知で勝負してみても。


堅実性  ★★★★★

大物感  ★★★★☆

お買い得 ★★★☆☆