◆ロードカナロア産駒
現時点で19勝しており、すでにクラシックで有力視される馬も出てきている。それだけ高い能力を持った産駒が多いだけあって、1番人気が[14-5-4-3]で単勝回収率98%、複勝回収率102%と素晴らしい成績を挙げている。人気の軸馬として最適。
逆に淡泊な馬が多いために、一度クラスの壁にぶつかると越えるのに時間を要しそうな印象だ。また、産駒が総じて非力に出やすいため、小柄な馬やダートは信頼できない。
◆オルフェーヴル産駒
ロックディスタウンが札幌2歳Sを勝って活躍しているように思えるが、現時点では4勝にとどまっている。馬の質が悪いからというわけではなく、人気を裏切って馬群に沈むケースも多々起きている。
芝の新馬戦が[4-2-2-32]で、1番人気[1-0-1-4]、2番人気[2-1-0-2]、3番人気[0-1-0-4]と社台系を含めても成績は振るわない。瞬発力勝負より持続力勝負の方が向く印象で、ステイゴールドのスタミナと持続力が出ているようだ。
新馬戦で人気のオルフェーヴル産駒が出走してきたら軸にしない方がベターで、新馬勝ちの馬は高く評価した方が良さそう。昇級戦で即通用の可能性はありそう。
◆ノヴェリスト産駒
イメージ的にハービンジャーと似ている印象で新馬戦には滅法強い。芝の新馬戦が[4-9-4-19]で、ノーザンF&社台F生産が特に好成績を挙げている。非根幹距離に強いのも覚えておきたい。
一方、前走新馬戦が[2-2-1-12]とやや不振で使っていくと人気を裏切るケースが増える。これは欧州型種牡馬によく見られる現象で、道中のペースが速くなると着順を悪くなりやすい。距離短縮が[0-1-1-7]で今後はより顕著に出るだろう。
◆エイシンフラッシュ産駒
現時点で8勝、そのうち芝1800mで5勝と中長距離戦での活躍が目立つ。中4週以内が[1-1-1-34]、1~2枠が[0-1-0-24]と大不振で人気を裏切るケースも多い。
単複回収率が低くあまり積極的には買いづらいが、得意不得意がはっきりしているだけに、今後は中長距離戦、余裕を持ったローテーション、外枠で穴で狙えそうだ。
◆ヘニーヒューズ産駒
2歳戦スタート時はヨハネスブルグ産駒、ヘニーヒューズ産駒がよく好走しており、仕上がり早な印象。しかし、その後は徐々に回収率が下がり、9月以降は新馬戦で連対がないのは注意したい。また、牡馬・ダートでの成績がよく、特に芝→ダート替りが[0-3-1-4]と今後ダート替りで穴を開けるケースが増えそうだ。
Storm Cat系の特徴が強く出ているので、おそらく連チャンしやすい傾向があり、前走着順・昇級初戦を重要視したい。ダート替り・大幅な距離短縮以外ではガラリ一変はあまり見込めないだろう。
◆ハードスパン産駒
1200m以下でのパフォーマンスが高く、明らかに芝よりダートの成績が良い。そのため、今後はダート短距離戦が主戦場となる種牡馬で、大幅な距離短縮やダート替りが狙い目。また、パワーが強く出た方が堅実で、馬体重480kg以上が[4-1-3-5]と単複回収率が100%を越える。
◆ストロングリターン産駒
現時点で全5勝が1200m単複回収率が非常に良い。ロベルト系には稀な傾向として、牝馬の方が好成績で小柄な馬でもしっかり結果を残している。気の良いタイプが多いようで前走で先行した馬の距離短縮や前走で速い上がりを使った馬は穴を開けやすい。そんな気性から外枠が好成績。
※あくまで現時点でのもので、サンプル数が増えたら考えを修正する必要があります。
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