先週の札幌ダート回顧(1回札幌5~6日目)

先週の札幌ダートはとにかく時計が速く、エルムSではD1700の日本レコードが出るほどの馬場状態だった。このような馬場状態となったケースでは、京都・中京でもよく見受けられるのだが、とにかく圧倒的に内枠・先行馬が有利になる。

エルムSはその典型で馬番②→④→③で前に行った3頭で決着となった。

先週の枠順別成績・3角位置別成績を見れば明らかだろう。外枠で好走している馬はほとんどが3角3番手以内の馬で、二桁馬番で3角4番以下は全滅。

これを馬券で活かすには、道悪ダートになった際に土曜日の午前のレースでこの仮説が正しいことを確認することが重要。その傾向がはっきり出ていれば、あとは外枠・差し馬に人気馬がいるレースを狙うだけ。

実際、先週土曜1R・3Rを見れば傾向が出ており、自分自身もTwitterでつぶやいてその後考察している。

◆1回札幌5~6日目 札幌ダート枠順別成績

◆1回札幌5~6日目 札幌ダート3角位置別成績


すでに終わっている結果論を言われても…と思われるかもしれないが、来週からはこの傾向で明らかに不利だった馬を狙うのがセオリー。実際、2月の京都ダートでも同じような現象があり、外枠・差し馬の次走巻き返しが起こった。特に下記2レースはその後ドル箱レースとなった。

もちろんすべての馬・すべてのレースで巻き返しが起こるわけではない。しっかりレースを見直して、枠や展開が厳しい中頑張っている馬を見定める必要があり、そこさえ怠らなければ回収率アップに繋がるだろう。

日曜7Rで③着だったストロボスコープは次走狙いたい1頭。3角過ぎて外々回って進出、上がり3Fが速く前が残る展開で差して③着は非常に強い競馬だった。