ジュモーの20 キャロットクラブ 2021年度募集

ジュモーの20 募集価格4000万円

牡 池江寿厩舎 ノーザンF生産

父ルーラーシップ 母父タニノギムレット

父キングカメハメハ系×フェアリードール牝系は非常に相性が良く、ノーザンF生産馬に限ると、19/24頭が勝ち上がり、1頭当たり賞金約7000万円になる。ルーラーシップ産駒では、リオンリオン、フェアリーポルカ、ダノンディスタンスが活躍している。ビスクドールの系譜では成績が下がるのは否めないが、3/4同血の半兄クラージュゲリエも活躍していることから不安になることはないだろう。

◆父キングカメハメハ系×フェアリードール牝系

3代母フェアリードールはNureyev×Sharpen Upの配合からForliとTudor Minstrelを通じるHyperion+Lady Jurorのクロスを持つ。この血を増幅することで機動力と粘りが持ち味になり、小回り急坂コースで力を発揮する。本馬はNureyev 5×4のクロスになることからこの血の良さが強く出るだろう。また、本馬の血統構成がKingmambo(Mr.Prospector×Nureyev)×Robertoになることから、Nashua≒NantallahのパワーがONになり、こちらも小回り急坂で力を発揮しそうだ。


池江寿厩舎はコース主体の調教パターンで中山&阪神芝2000mなどの小回り中距離を得意とする。フェアリードール牝系で結果を出している理由がまさにコレ。重賞勝ちの半兄2頭が池江寿厩舎なのも納得。本馬も同様の活躍を期待したくなる。

厩舎の不振を心配する声もあるが、勝ち星は堅実に伸ばしており、大舞台で結果が出ていないのは大物個人馬主の動向によるものが主な原因と見ている。社台系クラブ馬に限れば、ヴェルトライゼンデ、クラージュゲリエなどが重賞で走っているし、本馬のような厩舎ゆかりの血統であればそこまで気にすることはないだろう。

◆池江寿厩舎10~19年度産の活躍馬


【総括】

父キングカメハメハ系×フェアリードール牝系は相性が良く、大物も多く輩出する配合。小回り急坂が得意となる一貫性のある配合で、京都競馬場が改修工事中で関西馬は急坂コースが主戦場になるのは本馬にとって大きなプラスになりそう。池江寿厩舎もこの条件を得意としており、血統×厩舎の相性も抜群だ。

半兄2頭が重賞勝利していることからも、本馬も重賞勝利が十分に見込める。血統・厩舎・生産者・繫殖レベルすべて高評価で、堅実に走る保険付きと欠点がない。強いて欠点を挙げれば、GⅠでワンパンチ足りないくらいか。こんなに頑張って書かなくても皆さんのイメージ通り(苦笑)。もちろんオススメできる1頭。


堅実性  ★★★★★

大物感  ★★★★☆

お買い得 ★★★★☆